興味津々
日記です。
『さすがプロ』
八島朝倉尉blog01
八島平太blog01
 2012年5月14日付けで、“金剛流の八島”を能面師の加地
幹春先生のご招待で拝見させていただいたのを本稿でとりあ
げた。その内容は母親の持つ観世流の謡曲本を参考にして
紹介した。その理由は会場内の写真撮影は禁止で、その迫
力を伝えることができなかったからである。

 加地先生作製の亡霊の老漁師の面“朝倉尉”と義経の面
“平太”を実際につけた姿を、もしやとカメラを持ち込んだが
かなわなかった。
 先週日曜日に今の能面製作教室に通われている方から
電話があり、「加地先生からの預かり物がありますので・・・」
ということで、プロの撮影した写真を二枚お届けいただいた。
『さすがプロ』場内の最後部から撮影してたのは知っていた
が。その中からの二枚・・・ありがとうございました。
    
      「これで両面の情報が整いました。」
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『八島』
豊春会blog01
 昨日13日は母親と家内の三人で京都の“金剛能楽堂”に参
りました。 というのは以前ご指導いただいた能面師 加地
幹春先生に招待状をいただき、なんと『八島』に登場する
塩屋の“老猟師には朝倉尉“と“幽霊の義経には平太”の面
を、いずれも加地先生の製作されたものを付けられるという
ことで・・・。
八島漁師blog01
 旅僧が一夜の宿にと浜辺の塩屋に訪ね、漁師に執拗に頼
むが断れ、ついに塩屋の主 老猟師(亡霊)がでてきて、
ここは壇ノ浦の合戦で平家の軍勢が屋島に逃げ延びた所で、
追い詰めた義経の幽霊が出る所とさとし、それでもよければ
泊まりなされ・・・と。
八島義経blog01
 案の定、義経の幽霊が夢の中に出てきていろいろな武勇伝
をいうが、最後に義経が自分の弓を離したことから、逃げ落
ちる平家の軍勢の方へとその弓が流され、目前の敵の後部ま
で決死の覚悟で泳いで取り戻した・・・という話しを旅僧に
説いたという物語であった。
平太blog01
 『屋島』は世阿弥元清が作者で四国高松の屋島を舞台にし
ているが、喜多流や金剛流は『八島』と表示している。
添付資料は母親の観世流の謡曲本(二の二)【訂正著作者
観世左近、印刷者は檜 常太郎、発行所は檜書店 昭和
三十九年十二月十日発行】より引用した。

 とにかく加地先生のおかげで母親共々日本の伝統芸能に
ドップリ浸り、感動して参りました。
『掘り出し物』
 昨日(28日) こどもが大きい布袋2枚にぎっしりマンガ本を
詰め込み、処分したいと“ブックオフ”に、残り一台分の駐車場
へ滑り込みセーフ。 アレだけのシリーズ漫画(全巻揃い)30分
待って、合計500円のインカム・・・もう少し期待してたらしい。

 待ち時間中、思わぬすばらしい本を見つけた。

井伊家能楽名宝blog01
 朝日新聞社(平凡社協力)1984年発刊の江戸幕府草創期か
ら二百七十年にわたり、京都鎮護の重任であった、彦根の
三十五万石井伊家に伝わる“能具”を初公開されたものを
紹介した本である。 
 その筋では大変貴重な資料となる本ではないか。
 当時の定価が印字されていないのでいくらいたかはわか
らないが、なんと500円の値札が・・・しかも今日は半額日
なので250円、小脇に抱えて、他にも・・・。
仏画のすすめblog01
 これは 松久宗琳先生の“仏画のすすめ”ー付・截金と
経典絵の技法ーで、1980年 7版発行 3400円がなんと1500円
図面もついて、保存状態もよく、これも半額で合計1,000円。
 京都の寺町筋の古本屋ではもっと高額であろう。
『老女小町』
老女blog01
 この写真は能面研究所の加地幹春先生からいただいた年賀
状である。たった1年足らず教えていただいただけではあるが、
それらの内容が濃く、いまだに感心が残っている。したがって
この面について電話でご挨拶を兼ねてお伺いした。

 能面系列としては翁系、女系、男系、鬼神系、慰系、神霊系、
怨霊系などがあり、女系、男系、には若い面から段階的に加齢
の面に、また役割別の面があり、つまり今年の賀状の作品名は
『老女小町』で三井文化財団の美術館に本面(日氷作)がある
といわれているものを作製したものだということだった。

 ネット検索すると、財団法人三井文庫 三井文庫別館蔵品図
録に北三井家から寄贈された能面55面のカラー写真と各面の解
説がされているとあり、おそらくそこに『老女小町』も図説さ
れているのでは。
 『老女小町』は絶世の美女とうたわれた“小野小町”の老残
の姿といわれ、老齢であり霊的なものを感じる中にも、気品や
美しさをもつ奥深い面であると。 
 よくはわからないが「老女小町」は「卒塔婆小町」や「檜垣」
や「姨捨」などに懸けられる面ということである。
http://homepage2.nifty.com/kakitsubata05/men/main.htm
http://www.nohmask21.com/mask-v/rojyo.html
『2回目のつづき』
小面1.15blog06
 そぎ落とした面を平らに平のみで仕上げる。消えた正中線
の引きなおしで、見失わないようにする。
小面1.15blog07
 鼻の最高点(豊隆部)の高さを決める。
小面1.15blog08
 正中線上に額、鼻、口の最高点(豊隆部)にキリで印を
つける。
小面1.15blog09
 額と頤の角を落としながら
小面1.15blog10
 型紙が全線上に接するまで削除していく。
                      【加地幹春先生による】
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